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Sysbenchベンチマーク結果

このセクションでは、Sysbenchツールを使用して実施したデータベースパフォーマンスベンチマーク結果を示し、異なるリソース設定(フレーバー)でのデータベースエンジンの処理能力に関する参考情報を提供します。

ベンチマーク結果は参考用のみであり、実際のパフォーマンスを保証するものではありません。

1. Sysbenchベンチマークの概要

目的

Sysbenchベンチマークは以下の目的で使用されます。

  • データベースエンジンのOLTP(読み取り/書き込み)処理パフォーマンスを評価する。
  • CPUとRAMリソースを増加した際のパフォーマンス改善度を観察する。
  • ユーザーが適切な設定を選択するための参考データを提供する。

ベンチマーク対象のデータベースエンジン

このドキュメントでベンチマークされたデータベースエンジン:PostgreSQL、MySQL、MariaDB。

測定指標

ベンチマーク結果には以下の主要指標が含まれます。

  • Sysbench Read:ベンチマーク中に実行された読み取りクエリの総数。
  • Sysbench Write:ベンチマーク中に実行された書き込みクエリの総数。
  • QPS(Queries Per Second):1秒あたりに処理される平均クエリ数。
  • TPS(Transactions Per Second):1秒あたりの完全なトランザクションの平均数。

QPSとTPSの指標はシステム全体のパフォーマンスを評価する基準として使用されます。QPSとTPSの値が高いほど、システムのスループットが優れていることを示します。

2. データベースエンジン別ベンチマーク結果

2.1. PostgreSQL

テスト環境:

パラメーター
ベンチマークツールSysbench(OLTP Read/Write)
テーブル数64
テーブルあたりのレコード数1,000,000
ワークロードタイプRead/Write
スレッド数フレーバーに応じて設定
PostgreSQLバージョンPostgreSQL 17

結果:

Flavor(vCPU/RAM)スレッドSysbench ReadSysbench WriteQPSTPS
2C4G642,595,600741,5906,177.66308.88
2C8G642,481,276708,9295,905.53295.27
4C8G643,189,018911,1347,589.71379.48
8C16G644,829,2861,379,73811,496.20574.79
8C32G645,679,8421,622,73213,519.46675.94
16C32G646,448,0361,842,19915,350.46767.49
16C64G646,926,9481,979,03116,489.02824.41

2.2. MySQL

テスト環境:

パラメーター
ベンチマークツールSysbench(OLTP Read/Write)
テーブル数64
テーブルあたりのレコード数1,000,000
ワークロードタイプRead/Write
スレッド数フレーバーに応じて設定
MySQLバージョンMySQL 8.0.42

結果:

Flavor(vCPU/RAM)スレッドSysbench ReadSysbench WriteQPSTPS
4C8G166,814,5001,947,00016,224.39811.22
8C16G329,748,1442,785,18423,209.291,160.46
8C32G329,423,8342,692,52422,430.671,121.53
16C32G649,786,2382,796,06823,289.481,164.47

2.3. MariaDB

テスト環境:

パラメーター
ベンチマークツールSysbench(OLTP Read/Write)
テーブル数64
テーブルあたりのレコード数1,000,000
ワークロードタイプRead/Write
スレッド数フレーバーに応じて設定
MariaDBバージョンMariaDB 8.0.42

結果:

Flavor(vCPU/RAM)スレッドSysbench ReadSysbench WriteQPSTPS
4C8G1610,573,5142,111,34125,174.341,258.72
8C16G328,923,2362,094,62821,245.251,062.26
8C32G328,491,1822,086,38820,216.521,010.83
16C32G6410,267,2082,568,03224,444.581,222.23
16C64G6410,789,8842,719,24125,688.301,284.42

3. 考察と推奨事項

  • CPUとRAMを増加させると一般的にスループットが向上します。
  • 各データベースエンジンには異なるスケーリング特性があります。
  • 高い設定では、ワークロードとシステム制限によってパフォーマンスの向上が鈍化する場合があります。

重要な注意事項:

  • ベンチマーク結果はワークロードに依存し、参考用のみです。
  • 実際のパフォーマンスは以下によって異なる場合があります。
    • アプリケーションのワークロード特性。
    • データベースのスキーマとインデックス。
    • 読み取り/書き込みの比率。
    • ストレージとネットワーク設定。

本番環境をデプロイする前に実際のワークロードでベンチマークを実施することをお勧めします。

推奨事項:

データベースエンジンとリソース設定を選択する際の参考データとしてベンチマーク結果を使用してください。最適なパフォーマンスを達成するには、アプリケーションの実際のワークロードでテストしてください。